会津薬師寺縁起 |
会津薬師寺は、名称を醫コ山千壽院藥師寺と号します。
宝亀十年(779年)に千壽院として創設された後、嘉祥元年(848年)慈覚大師円仁によって
開基したと伝えられています。
その後、奥州平泉の藤原氏滅亡の折、平泉高館に祀ってあった薬師如来像を、藤田忠重の支族佐藤清澄が
この地に持ち下り、上総の国生まれの沙門円鑁が薬師堂を建立して以降、
寺号を「会津薬師寺」と称するようになりました。
会津薬師寺略年表 |
宝亀十年(779) | 千壽院として創設 |
嘉祥元年(848) | 慈覚大師円仁が天台宗として開基する |
文治五年(1189) | 平泉高館より薬師像がこの地に入る |
建久元年(1190) | 沙門円鑁が寺院を再建。薬師堂を建立し会津薬師寺と号す |
寛永十七年(1640) | 橋爪村大火により、堂宇焼失 |
嘉永三年(1850) | 僧澄順により再建 |